一時帰国の真っ只中、携帯なくしました。

困りました。焦りました。

ベルギーでもなくした前科ありのわたくし。その時は10万円ほどモロッコへの通話に使われ、全額支払うはめになりました。ちなみに置き忘れたのは会社のクリスマスパーティーをしたレストランのクロークです。貸し切りのプライベートで、です。

※当時の携帯にはロック機能がなかったのだと思います。

この痛すぎる経験から十数年。ところ変わって日本です。

降りた駅で昨日乗った電車から届け出がないか確認してもらうも該当なし。

拾って警察に届ける人もいるので、と駅横の交番でも確認。

遺失物届けまで出しましたが、これはちょっと面倒です。

「キャリアはどこですか?」

「えーっと、orangeというのですが、日本ではSoftbank になったりDocomoになったりするんですー。」

「キャリアのマーク、携帯についてるでしょ?」

「えーっと、携帯自体にマークとかついてないですー。」

「この電話番号、+ってなんですか?(0)ってありますけど?確認の電話したらどうなるんですか?」

こんな具合で、珍しさと面倒くささが紙一重状態。このご時世、海外在住で一時帰国なんて受けもよくないに違いない。申し訳ございませんッッ。

今日はここまでか。力尽き友人との約束を優先してつかの間の楽しい時間を過ごすことにしたのですが・・・

”日本では拾って届け出るひとが多いよね。大丈夫さー”

”いやいや、売り飛ばして一儲けってひともいるでしょ”

そんな心の声が浮かんでは消え。結局、じっとしてもいられず今度は電車に乗る前になくした可能性にかけて現場へ直行。

これは最寄りの駅員さんがとっても親切であらゆる可能性を考えてくれ(数日ごとの大掃除で見つかる場合もあり、駅の線路わきや構内に落ちてそのままの場合あり、誰かが拾って警察署にいってしまう場合あり等々、拾われた場所によって管轄が変わり問い合わせ先も変えなくてはならない。警察も都道府県ごとに届け出が必要。)

そして奇跡がおきたのです。

ホームに落ちていたものを、どなたかが拾ってくださり、駅の遺失物センターに保護されていたのです。

治安、よすぎるぐらい、よいです。

これ、東京駅です。都心でこの奇跡がおこるなんて感激です。
一時帰国で携帯をなくしたANからのささやかなアドバイス。

困った!約束をしていた人と連絡がとれない!

メールは当日に開いてもらえる可能性ほぼゼロ。LINE頼りで携帯番号のバックアップもない。ANさんラッキーラッキー、昔は母の携帯を使って友人と連絡をとっていたので母の携帯に番号が残ってました。

日本の知人の連絡先もどこかにバックアップしておくとよいでしょう。
なくした携帯、どこにある?

気づいたときは、すでに最後に利用した日の翌日。その日は疲労困憊で電車で寝落ちもしてしまったので記憶が危うい。駅かも。車内かも。はたまた家かも。

位置情報がオンになっていたものの、iCloudへ入る際の二段階認証番号の受取先が携帯となっていたためログインできず。ほかのひとのiPhoneでも検索できるFind Myなるものは、事前に登録しておかないとならず。Chromeでは最後に同期した時のみ、そしてそれはなくしたであろう時間の6時間前で役に立たず。

iPhoneのひとは家族の携帯にFind My 登録しておくと便利です。





An




やれやれ、一件落着。テクノロジーも物も使いようですな。