こんばんは。クレープです。突然ですが、みなさん、健康診断やってます? 私、この前、大腸検査やってきました。検便じゃないですよ、全身麻酔して、カメラ入れてっていう本格的なやつです。それもベルギーで~。普段、あまり病院に行かない私にとっては、けっこうなイベントだったので、ご報告しておきます~。

なんで、大腸検査することになったの?


そもそもなんで本格的な大腸検査をすることになったのか。。。日本で半年くらい前に健康診断の一環かなんかで血液検査を受けたら、「ちょっと腎臓の値が気になりますね~」と言われ、えー-? そうなの? なんで~と思って、もっと詳しく日本のお医者さんで調べてもらいたかったけど、ここが海外在住日本人の悲しいところ。。。一時帰国は限られた時間なので、診察に行く暇もなく帰国。

でもやっぱり気になるので、ベルギーに帰ってきてホームドクターの予約をとり、早速相談。「なんかこの値が気になるっていわれたんですけど・・」というと、うちのドクター「へ? なんで。別に普通だけど。。日本は基準が厳しいなぁ」なんて、いたって呑気。。「えー、でも本当に大丈夫ですか? なんか気を付けたりすることありますか?」と食い下がると、「うーん、肉食べ過ぎてない?」「あと、まー卵は日に3個も4個も食べすぎないように」ですって。いやいやいや、肉そんなに食べてねーし。卵だって食べても1個よね~。ほんと、こののんびりアドバイスで大丈夫?? って不安がつのり、「ほんとに大丈夫ですかね~。詳しい検査とかしなくていいですかね?」としぶとく粘ってると、このままじゃ、こいつ帰らないな~と思ったのか、「家族に癌にかかった人とかいますか?」と、だいぶ違った角度から攻め込んできた。変なリアクションだが、すかさず私も待ってました!とばかりに、「あー父は癌で亡くなりました。」さらに、「父は癌家系なんですよ。8人兄弟で6人は癌で亡くなっています。」と、まるで何かの賞でもとった自慢のように癌家系をアピール。先生も、お、良かった、ヒット!とばかりに「どこの癌?」「大腸がんです」「おーそうか、じゃ、大腸検査はそろそろ一回くらいやってもいいかもね」

と、なんかチョコレートはだめだけど、この飴一個なら食べていいよ、みたいな感じでなぜか腎臓の相談にいったのに、大腸検査のチケットを入手して、その場を去ることになったのです。これが大腸検査をすることになったきっかけでした。

一回空振り


まず最初は近所の総合病院に診察へ。こういったデリケートな箇所の診察はできれば同性の先生がいいですよね~。日本だったらそういった情報やリクエストもクリアにわかって対処の方法もわかりますが、外国での病院はわからないことだらけでいつもドキドキ、されるがまま。。一回、婦人科の検診でおじさんの先生だったときは、思わず逃げ帰りたい気分になりました。。。今回は黒人の女の先生。みかけよりすっごくやさしくて、体型はめっちゃがっちり大きくて、なんか頼りになりそう~という印象を受け、その日は軽く問診して、「じゃ、次詳しい大腸検査をしますから、予約をとって、準備の説明を受けて帰ってね」、と言われ、簡単に終わりました。

ここからがベルギーあるあるですが、その問診は10月頃でしたが、検査の予約は年明けての1月。。そんなに先かーーいと思いつつも、準備の説明を聞いて帰ってきました。

そして、3か月後、忘れたころに、その日がやってきたのですが、まだコロナが幅を利かせていたころで、検査を受けるには、PCRテストを受け、陰性でないと検査してもらえません。ここが私のイケてないところで、そんなときに限ってその1か月前くらいにコロナにかかり、すでに、コロナからは回復していたものの、PCRテストでは、まんまと陽性がでて、結局3か月近くも待ったのに、第1回目は大腸検査まで到達せずにキックアウトされました。。そして、やっぱり・・なのですが、次に取れた予約はまた約3か月後でした。。

一番大変なのは準備。。


大腸検査で何が大変かって、腸の中身をすっからかんにするための準備です。こんな3ページにもわたる準備の手順書みたいなものをもらってました。

















準備① 検査3日前 調整食開始。

食べちゃダメな物:すべての果物、野菜(調理しているものも、生も両方ダメ)、果汁、野菜スープ、全粒粉や胚芽のパン、パスタ、雑穀米、マルチシリアルなど

食べてもいい物:肉類、魚類、白いご飯、クラッカー、普通のパスタ、白米、卵、乳製品、ポテト

毎日2リットルの水を飲むこと。紅茶やコーヒーでもいい。炭酸はダメ。

常備薬の服用をストップ


Crepe

Crepe




なんか、調整食っていうけど、白米や白いパン、肉、魚、乳製品はオッケーなんて全然余裕。おいしそうなものばかりじゃない!普段は太るから~なんていって、食べたいけど、ちょっと我慢。。なーんて思ってるものが食べていいものリストに入ってて、よい言い訳ができたとばかりに、チーズとかパンとか、思う存分満喫しちゃいました。調子にのって、友達の家でチーズパーティーなんかも開催。ちょっと調子に乗りすぎたか・・・



準備② 検査2日前

準備①の調整食をキープ

16時に下剤薬の一つ目を服用

→ここで最初のお腹ごろごろ、来ます!

でも、食べ物は好きな物ばかりだし、ここまではけっこう余裕でこなしてました。唯一、ちょっとつらかったのは、ビール飲めなかったこと。アルコールだめ、とはどこにも書いてなかったけど、なんとなくやめてたし、ビールは炭酸だからやっぱりだめよね・・・ワインとかは良かったのかな・・
準備③ 検査1日前 ここからがいっきに最悪。。

朝食、昼食、軽めに摂取オッケー。ただし上記の調整食

16時:最後の食事。おやつ程度のナチュラルヨーグルト、クリームなど。


Crepe

Crepe




16時に最後の食事ってつらくないですか?? それもおやつ程度、、仕事がおしてたりして、夕飯食べ損ねたりすることってたまーにあるけど、バタバタして食べ損ねるのと、食べちゃダメって言われて食べれないのって全然違うのよね~。。もうこれで今晩は何も食べれないかと思うと、恐怖にも似たものを感じましたよ、ほんとに。



で、ここからさらにどんどん最悪に。。

19時:下剤服用。これ、最悪でした。。500CCの水に下剤の粉をとかして飲むんですが、これがいかにもうそくさい、甘ーい味なの。。。すきっぱらに、わざとらしい甘い水を500CC飲む。。考えただけで、うぷっときそう。さらに、その30分後に水を500CC飲みなさい、という指示。。そんなに飲めるかよ~、と思いましたが、怪しい甘い液体に比べ、普通の水が大変おいしく感じられ、1リットルの液体吸収クリア・・でも、めっちゃ、まずかった、ほんとに。

その15分後ぐらいから、ごろごろMAX。

20時以降:飲みたければ、水飲んでもよし。と紙にはありましたが、そんなに飲めるかーーい!!
準備④ 検査当日

7時:2回目の甘い下剤。500CCの水に溶かすのは変わらないけど、粉が昨日の2倍。怪しい甘さも2倍。すきっ腹度も2倍なので、これ、一番きつかったです。

7時半:さらに500CCの水を飲みなさい、と。

→このころにはごろごろというか、ぴー-って感じです。

8時以降:水も一切飲んじゃダメ。

昨晩はまだ腸に残っているものもあり、お通じがありましたが、このころになると、もうほとんど出るものはなく、飲んだそばから、液体が出てくる。。という、もうホラーみたいな状況になってました。

水を飲めと言われると、そんなに飲めるかーって思うけど、8時以降、飲んじゃだめ、と言われると、なんだか急にのどが渇いてきたように思え、あー-、水をくれ~みたいな気分でした。今、冷静に考えると、ほんと人間って無いものねだりだわぁ。

検査1-2時間前:最後のとどめ、浣腸。もう何も出ないのに、このとどめ、いる?って思いながらも、そこは真面目な日本人。ちゃんと手順通りに浣腸も終了。

いよいよ、検査。


もー、気分は最高にミゼラブル。空腹のせいか、なんか元気ないし、これから全身麻酔とか聞くと緊張もするし、頭も痛いし。。。という状態で病院へ。

ベルギーはいろいろなところでサービスがずさんだったりしますが、医療レベルはけっこう高いそうで、麻酔の先生からは前日に電話がかかってきて、丁寧にいろいろ問診や説明がありました。

13時:病院へ到着。

待つこと30分

13時30分:病室へ連れていかれ、3人がかりでばばばー-とチューブだの、酸素の管だの、心電図のためのパッチみたいなのを取り付けられ、えー-、これ、だいぶ大がかりだけど大丈夫かしら?と不安マックスになったところで、

さらに待つこと30分ほど。

ようやく先生が来て、「あなた、会ったことあるかしら?」とこの期に及んで、不安な一言をはなち、「じゃ、麻酔の液流すねー」と言葉を聞いたか聞かないか。。。のところから「マダム!」と足をパチッとたたかれ、目が覚めるまで全く記憶がありません。。気づいたときはすべて終わっていて、病室に移され寝ていました。全身麻酔、恐るべし。

ほんとに、まったくなー-んにも覚えていないし、何かをされたという感覚も全く体になく、いまだにほんとに検査したのかしら?と思わなくもないですが、その後15分くらいで先生がきて、「問題なかったわよ~。今度はまた3年後!」と言って、さわやかにかえって言ったので、やっぱり検査はやったのかしら。。となんとなく納得した次第でした。

入院でもなかったけど、コーヒーとなんの変哲もない、うっすーい食パンにジャム、バターの食事が支給され、普段なら、「このパンはなー、いかにも美味しくなさそう。。」とおもって手を出さないところですが、昨日からほぼ1日何も食べてないのと、終わったーという解放感で、思わずバターとジャムをたーっぷり塗って食べたら、おいしかったこと、美味しかったこと。準備は大変でしたが、何も異常が無いとわかり安心しましたし、ま、また3年後がんばりますか!


Crepe

Crepe




病院はいつ行ってもなーんか緊張しますよね。でも年に一回くらいは健康チェックして、いつまでも元気で楽しめる体をキープしましょう♬



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