こんにちは。クレープです。
ベルギーの年始は、日本のお正月のように、せっせと御馳走を用意して盛大に過ごすような雰囲気はなく、1月1日が祝日なのをのぞけば、普通に仕事も始まるようそっけなーい感じです。でも、新年の行事と言えば、ガレット・デ・ロワ(galette des rois)を食べる、という日があります。これは、フランジパンというアーモンドクリームを中に入れて焼いたパイのこと。このパイをみんなで食べるのですが、この中に、フェーブと呼ばれるおもちゃみたいなのが埋め込んであって、それにあたった人が王様!(そして良いことがある!という意味なのだと思う。。)というキリスト教にちなんだ行事であります。
そもそもどんなキリスト教の行事なんだ?
これは、エピファニー(Epiphanie 公現祭)という名前のカソリックの祝日で、東方の三博士(ガスパール、メルクール、パルタザール)がキリストを拝むためにやってきて、神の子イエスと出会い「彼こそ神の子である」と告げたことを記念した日と言われています。このお話にちなんで、パイの中にあるフェーブを引き当てた人が王様というイベントになっていったのですね。。日にちは1月6日もしくは、クリスマス後、2回目の日曜日とされています。
ガレット・デ・ロワはどんなパイ?
ガレット・デ・ロワ(王様のお菓子)は、写真のような丸いパイ。国や地域によって違いはあるようですが、ベルギーでは、アーモンドクリーム(フランジパン)が中に入っているのが主流ですね。おなかにずっしり、食べがいがありますが、味はなかなかおいしいですよ~。なので、息子も中学生で王様があたって喜ぶ♬、という年でもないのですが、この日には必ず食べたくなります。
一説に太陽の形を表しているとか。。
こんな感じで入っています。
パン屋さんの店先にもところ狭しと並びます。。。おいしそう。。
レシピ ガレット・デ・ロワ
いつもパン屋さんで買っているので、今年も何も考えず買ってしまったのですが、ふと、家で作れるんじゃ??と、作り方をググってみたところ、パイシート使ったらとーっても簡単にできるようでした。。なーーんだ、作ってみればよかった。来年だな。
以下、メモっておきます。
ガレット・デ・ロワ
①パイシート1枚を型に敷いて、フォークで穴をあける。
②ボールに、アーモンドプードル、砂糖、卵2個、柔らかくしたバターを入れ混ぜる。
③②をパイシートの上に敷き詰める。フェーブを隠す。
④2枚目のパイシートをかぶせる。ふちをしっかり張り合わせる。(丸めない。)
⑤表面に模様をつけ、卵黄を刷毛で塗る。
⑥200℃ので20-30分焼く。

ね、めっちゃ、簡単そうでしょ。ぜひ作ってみてね。
ちなみにレシピはここから拝借しました!
ご参考までに。動画もあるよ。
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コメント
おいしそうですね。
私も毎年楽しみにしてます!今年は残念ながら王様になれなかったんですけど。 かわいいフェーブですね!毎年集めてますか?