ちょっと今、国会でも話題になっている「選択制夫婦別姓」について。
私の場合、結婚した当初は将来離婚するとか、学士を取りに学校に行きなおすとか何も考えることなく、ただただ結婚することに一生懸命だったし、結婚=姓を変えることと思っていたので日本で結婚した私は姓を変えて結婚届を提出。
日本で結婚後、ベルギーに移った私は市役所に届けをだしたら何と!勝手に旧姓でIDが発行されていた!市役所に「旧姓はもう日本で使われてないんですぅーーー変更後の姓(旦那姓)に変更してください~」と泣きついても無理だった。
「ベルギーは旧姓だから」。。。。
ということで私は今、2つの名前を使い分けている。例えて言うなら日本では「マルタン花子」で、ベルギーでは「田中花子」。ということで色々不具合もある
1.出国・入国の時に怪しまれる
日本パスポートと、ベルギーIDの名前が違うので、「なんで?」って聞かれる。いつもドキドキしながら出国・入国審査をする
2.フライトチケットを買うときうっかり間違える
欧州内(シェンゲン内)だとIDだけで飛行機に乗れたりする。ずーっと前うっかりしてIDの名前でシェンゲン外のチケットを買ってしまい、飛行機に乗るときに気が付いた。
3.子供との姓が別
日本のパスポートの場合は同じだけど、ベルギーのIDの場合は別。日本のパスポートも旧姓の友達は、出国の時に誘拐を疑われ飛行機に乗り遅れそうになったとか。。。
4.その他
毎回の出国・入国でドキドキしたくないから大使館に( )で日本での姓を入れられるか聞いたことが何年か前にある。その時、大使館の人は「男性はできますが女性はできません」と言われ愕然とした。でもそれも今は女性も変更できるようになった。
あと聞いた話だと、海外で学士を取るために学校に入ろうと思って日本の大学の卒業証書を取り寄せても旧姓。本人確認に時間がかかると聞いたこともある。
ね。経験すると色々困ることとかドキドキすることとかあるのだけど、結婚するときなんか、なーーーーーんも考えなかったからなぁ、私。
ベルギーもどうやら数年前から旦那姓にも変えられる(日本とは反対だね)ようになったとか聞いた。だから友達でも「マルタン花子」みたいな名前をベルギーで使っている人がいる。
「選択的夫婦別氏制度」とは?
選択的夫婦別べつ氏うじ制度とは,夫婦が望む場合には,結婚後も夫婦がそれぞれ結婚前の氏を称することを認める制度です。なお,この制度は,一般に「選択的夫婦別姓制度」と呼ばれることがありますが,民法等の法律では,「姓」や「名字」のことを「氏うじ」と呼んでいることから,法務省では「選択的夫婦別氏制度」と呼んでいます。
現在の民法のもとでは,結婚に際して,男性又は女性のいずれか一方が,必ず氏を改めなければなりません。そして,現実には,男性の氏を選び,女性が氏を改める例が圧倒的多数です。ところが,女性の社会進出等に伴い,改氏による社会的な不便・不利益を指摘されてきたことなどを背景に,選択的夫婦別氏制度の導入を求める意見があります。
法務省としては,選択的夫婦別氏制度の導入は,婚姻制度や家族の在り方と関係する重要な問題ですので,国民の理解のもとに進められるべきものと考えています。 法務省ホームページ

ふ~ん、なるほどね。
改氏による社会的な不便ね。。。
結婚する前に調べておけばよかった。。。。
よかったら押してください。励みになります!
コメント