こんにちは、クレープです。突然ですが、みなさん、歯の調子はどうですか?私、コロナ禍が始まった昨年4月くらいから、歯痛でけっこう苦労しています。。とほほ。痛くなるのは、いつも同じ左一番奥の歯のあたり・・。虫歯じゃなくて、歯茎が炎症をおこしてしまう感じ。いつも症状は同じで、
ステップ①食べてるときになんとなく歯茎が痛いな~
ステップ②食べてないときも歯茎が痛いな~
ステップ③寝てるときも痛くて寝れなーい!

こんな感じです。

昨年4月に痛くなったときは、コロナでロックダウン中だったかな、かかりつけの歯医者さんに電話したら、コロナだから診療できない、、と。そして、その歯痛ももしかしたら、コロナかも!なんて言われてとりあえず、痛み止め(dafalganやnurogen 日本だったらバファリンみたいなの)飲んでどうしても収まらなかったら、抗生物質飲んで、と言われ、まずは一山超えました。。その後も2-3か月おきに、上の①~③の順で歯痛に悩まされています。。。

とにかく、歯、磨いて


コロナが若干収まっていて、診療できるときに何回か診療にいってるのですが、虫歯でもないし、神経に問題があるふうでもないので、いつも言われるのは、


「とにかく歯磨きを一生懸命やって、ばい菌がはいらないように!」

でもさ、うちの息子じゃあるまいし、私、大人だし、一応女子だし、けっこう一生懸命歯磨きやってるのよね~。さらに4月ごろ初めて痛くなった時、そーうとう痛かったので、あーはなりたくないっていう心理も働き、ほんっとに丁寧に、食べるたんびにってくらい磨いているんだけど、2か月くらいするとまた、同じ痛みが来るんですよ。。私のかかりつけの歯医者さん、とっても物腰柔らかなマダムで、私がしょっちゅう電話するもんだから、なんか、最近は申し訳なさそうに、「ごめんなさいね、でも、見る感じ悪いところはないのよ。。神経とったり、歯を抜くような症状も見えないし。。。」


「一生懸命歯磨きしてくれる?」

って、またそれかーーい! 先生、疑ってる?私のこと? これ以上どうやって一生懸命歯、磨くんじゃい? と心の中で突っ込みましたが、とりあえず「oui (はい)」といって帰途につくっていうことの繰り返しでした。

そんなことを何回も繰り返したのち、マダム先生もなんか変わった手を打たなければ、と思ったのか、「もう少し歯茎の専門的な医者に一回見てもらいましょう。」と提案してくれました。歯の痛みって、最高レベルの拷問にも使われる(うちのダンナ談)くらいだそうで、ほんっとつらいじゃないですか。。私も、藁をもつかむという心境だったので、「はい、はい、どこでも行きます、紹介して~」という感じで、ちゃっちゃと予約を入れました。。

今思えば、あそこが私の歯医者貧乏への第一歩でしたね。。泣。

歯茎の大掃除


紹介された歯医者は、インプラントや、矯正などいろいろなものを取り扱っている専門的な歯医者で、マダム先生曰く「歯茎をもっと徹底的に洗浄してもらう」と。要は、マダム先生のところの普通の機械だと、歯茎と歯の接しているところの歯石とかのクリーニングはできるけど、この病院は、そのずっと奥のほう、歯周ポケットの中の歯石をもクリーニングしてくれるらしい。また掃除かい!? と思ったけど、そこは病人のさが。。治りたかったら、先生の言うことは素直にきくしかありませんね。でも、そこにいって大掃除すれば、この歯痛ともおさらばできると思ったら、なんだかルンルン気分になりました。

さて、それから一か月ほどたち、歯の大掃除の日。何されるのかちょっとドキドキしながらいくと、とってもきれいなエステみたいなモダンな診療所。若い男の先生で、マダム先生からの紹介状を読み、まずは、歯のチェック、そして、今日は歯全体のレントゲンだけとって終わる、と言う。大掃除は、次回とその次の2回に分けて行いますってことでした。ふーん、今日はこれで終わりか、と、なんだかほっとした気分とあーん、ちゃっちゃと治してよっていう気持ちの半々で、先生にお礼を言うと、「受付で、精算と次回以降の予約を取って帰ってね。。」と。そして受付に行くと、すでに、受付レディーが、私のIDカードの写真の写った画面をかちゃかちゃしながら、事務手続きをしておりました。ぼーっと画面を見て待ってると、なんだか急に画面から数字が私の目にドカーンとはいってきて。。


900? 900? 900ユーロ????

急に心臓がドキドキしてきて、イヤーな脇汗が。。



え?これ私の画面だよね? うん、私の名前のってるし、おねーさんパチパチPC操作してるけど、まさか、これ治療費じゃないですよね?? あ、次のキーを押すと、よくわからない割り算かなんかされて、額面、小さくなりますよね? と心の中で、自問自答。。まさかねーー、10万円超えってことはないでしょう。だって、私みたいな一般ピープル、こんな額、急にみんな払えます?いきなり10万?? ねー、。。。そんなわけないよねぇ、なんて、一人会話してるうちに、


はい、お待たせしました~

天使のようほほえみで、受付レディが言うではありませんか・・ ぎょっ。

最後にもう一度画面を見ると、まだ900の数字がそこに。。。






「今回の治療は全部で900ユーロになりまぁす。」

受付レディはまるで、今日の日替わり定食は、900円になりまぁす、くらいのトーンで言ってのけました。

あまりの衝撃に、さすがに平常心を保てず、私の顔がひきつっていたのか、お姉さんがすかさず、


「あ、これ、今日と次回の洗浄を含めての料金ですから、大丈夫ですよ。保険で返ってくる分もありますし・・」

どこが大丈夫なんじゃーー。洗浄治療も合わせて900ユーロっていっても、結局は900ユーロじゃろーー。さらに今日のレントゲンだけで、900ユーロだったら、泡ふくわ。。今ならつっこめますが、そのときは、けっこう頭の中真っ白でしたね。。。言われるがままに、その日のお代、といって請求された200ユーロを払い、呆然と病院を後にしました。。マジで考えましたね。もう痛くてもいいから、大掃除はブッチしようかな、と。

ベルギーの保険


あ、ちなみに、ベルギーの保険制度は、最初に全額払って後からお金が戻ってくる形。家に帰って、冷静になって、もらってきた紙を読むと、900ユーロのうち300ユーロ強は、保険で返金されるみたい。。でも600ユーロ、たっかーい!! ベルギーのみなさんへ、私は入ってないけど、歯専用のオプション保険もありますよね。今、入ろうか、真剣に考えてます。。情報までに、私は、Partenaですが、こちらです。



ま、一回はブッチも考えましたが、良くなることを祈って、あとの2回も無事終了し、全額払ってきました。。泣。。健康第一とはほんとよく言ったもんです。


お次はチェックアップ


それが終了したのが、今年の1月なのですが、なーんと、まだ歯痛、続いてます。ああ、無情。

さらに、このさわやか大掃除先生、1月に終わっとき、「うん、これで今回はいいよ、3か月後にチェックアップに来てね、そのとき、問題ないかまた確認しよう。予約とって帰ってね。」そのチェックアップ診療がつい最近ありました。そこで、私は自分の恐ろしいほどの能天気さに、気づかされることになるのです。

チェックアップが無事終わり、大掃除先生にも、「歯磨きよくやってるね、歯茎の状態もいいよ」なんて言われて、気分良く診療を終わり、「じゃ、次のチェックアップは6か月後でいいよ、また精算して、予約して帰ってねー」と。ふと、その瞬間今までまったくよぎらなかったのですが、急に初回の高額&脇汗事件を思い出し、「そういえば、今日はいくらくらいなんだろう?(今さら、遅いですが。。) まっさかぁ、ただのチェックアップだしね、そんなには、取らないでしょ、、ほら、そしたら貧乏人は歯医者行けないもんね~」なんて、またのんきに一人会話しながら、受付に行くと、もう、事務処理は終わっているのか、いつもにこやかな受け付けレディが、すかさず


「はい、200ユーロになりまぁす」

出たぁ。人生、そんなに甘くない。「歯医者は高い」それは確定事項のようです。

えーーーん。

さわやか大掃除先生言ってたよな、「次回のチェックアップは、6か月後だけど、その前でも問題あったらいつでも電話してきてね、見てあげるから!」

先生は親切だし、笑顔もすてきだけど、


「行けるか、そんな簡単に、高すぎるわ!!!(アホっ!:注 先生に言ってるわけではありません)」


と、心の中で、叫びました。





Crepe

Crepe




みなさん、普段から健康には留意しましょうね。それから、これは、私自戒をこめてですが、何かやるときは、必ず、値段や見積もりを聞きましょう。。。ハートアタックをおこさないように。。




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