Brasserie - ブラッスリ―

フランス語なのに、こちらオランダ語圏でもみかけるこの名前。boulanger (仏:ベーカリー)とpâtisserie(仏:ケーキやさん)がひとりでに脳内変換され、ずっとパンやさん兼カフェなのだと思ってました。

そんなぼんやりした認識のまま、今回親戚一同が集まったのが、このBrasserie。中心街から少し離れた街路樹豊かな通り沿いにたつ、すてきなお屋敷です。

「お父ちゃんも息子くんも、ちょっとカジュアルすぎでは・・・」

なんて思いながら中に入ると・・・。



どっしりとしたテーブルに飾られたお花にシャンデリア。豪奢な待合室です。

でも、ここはベルギー。

今までも冠婚葬祭のような場でも、もちろん正装の人はいるけど、かなりカジュアルな人たちをみてきた。これは見掛け倒しに違いない。

案内されるまま奥へすすむと、、、

カジュアルな人もいれば、ドレスアップしたカップルあり、お父ちゃんも息子くんも浮いてしまう感じはなく、みんなを包み込むような雰囲気。なにより賑やかで盛況だ。

そして、気になるメニューは、、、

ムール貝シチュー煮込みのようなベルギー料理、軽めのクロックムッシューから、ステーキスペアリブマダラスズキジビエの本格料理まで。デザートも、チョコレートムースクレームブリュレダンブランシュ(アイス大盛り)、クレープといった主流メンバーがずらりと並ぶ。

キッズメニューも豊富だし、タイカレーシュウマイのようなアジアメニューもあったりして、このカバー力はまさに!ベルギー版ファミレスです!!

そんなたくさんのメニューから今回選んだのは・・・



初挑戦のVispannetje (蘭:シーフードグラタン)とマッシュポテト。

こってりなクリームソースに溶けたチーズ、マッシュポテトでさらに濃厚感を白ワインと一緒に。うーーん、たまりません。この満腹感もよい。

満腹すぎるので、デザートはみんなでわけっこ。ちょっとずつ味見するのもまたよい。

 

デザートは、一服したいお父ちゃんにつきあい、お外でいただくことに。

子供たち、といっても21歳と14歳ですが、ちびっこ用の遊具でじゃれ合う。



そうそう、これもベルギーならでは。

大人がのんびり過ごせるよう、バーやレストランにプチ公園のような遊技場があることはしばしば。さすが、人生満喫の天才たち。こういうとこにサービスがゆくんですね。

今回のBrasserieには大スクリーンもあって、前回のユーロカップで大賑わいだった模様。家族できて、飲んで、大声だして、子供も思いっきり遊べるようになっている。

 
結局、Brasserieとは、 酒場とレストランのあいのこ ですね。


おばあちゃん達が昼間にご近所さんとお茶しにくるような、公園帰りに子供とクレープを食べに立ち寄るような、日曜日に夫婦で優雅にブランチ、親戚や家族とディナーにいくような、そんな場所なんですね。


 
なにがいいって。

✓老若男女、好きなものがみつかる

✓大きくはずすことがない

✓大人たちがのんびりできるよう、子供の遊び場が確保されていることが多い

 

次回は日曜のブランチを狙ってます。

 


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お家近くのお気にいりのブラッスリーを探してみるのもいいですね。



今回のブラッスリーはこちら。